2020/09/16 17:49

毎日Tシャツやトートバッグにプリントしています。吉祥寺プリント工房店長伊藤です、こんにちは!


さて、今回は”オンス”のお話をしたいと思います。Tシャツやデニムを購入するときに品質表示などで「オンス(oz)」という言葉をよく見かけませんか?オンスなんて言葉普段は絶対に使いませんよね?そこで、Tシャツやデニムなどだけに使われている謎の単位「オンス」の説明を書いていこうと思います(あとはお肉とかでも使われる場合がありますね)。



オンスとは、ヤード・ポンド法で重量を表す単位なのです。日本ではメートル法を採用しているので重さの単位は主にグラムですよね。外国の映画や小説とかにはよく”ヤード”とか”マイル”とか出てきて、“キロ”に直したらどのくらい?とか思ったことのある方も多いかもしれません。


アメリカは特にヤード・ポンド法に思い入れがあるらしく、いまだにメートル法を採用していませんね。Tシャツはそのアメリカを中心に普及してしまったので、いまだに「オンス」という単位を使用しているということらしいです。


でもそこで不思議に思うのは、洋服なのになんでサイズじゃなくて重さなの?ってことだと思います。オンスとは重さの単位なのですが、Tシャツやデニムに関しては生地の厚さの単位だと思ってください。



それでは具体的にオンスの説明をしていきましょう。オンスをグラムに直すと

1オンス=約28.35g

となります。吉祥寺プリント工房のスタンダードTシャツが5.6オンスですから、約158.8gとなります。


重さの単位と言ってもTシャツもデニムもサイズがいろいろあるんだから、重さもそれぞれ違うんじゃない?って思いますよね。その通りです、生地でのオンスというのは1ヤード四方の重さのことなんです。1ヤード=約90cmですから、生地の90cm四方の重さをオンスで表しているということなのです。


ちょっとややこしいですね。まとめますと

・Tシャツやデニムに記載してあるオンスとは重さの単位で、生地の厚さの目安

・記載しているオンス数は約90cm四方の生地の重さ

ということになります。つまり、オンスの数値が大きければ厚手の生地、小さければ薄手の生地ということなのです。


吉祥寺プリント工房のスタンダードTシャツは5.6オンスだと前述しましたが、5~6オンスが一般的な厚さだと思ってください。3~5オンスだと薄手でさらっと着ることができますが、コットンの場合は耐久性に若干問題がある場合があります。コスパはいいので、短期間だけ着るイベントTシャツやクラスTシャツなどには最適です。6~7オンスは型崩れしにくいしっかりとした生地になります。ユニフォームや作業着などに適しています。もちろんお値段も上がります。


吉祥寺プリント工房のショップでは5.6オンスのTシャツを使用していますが、4~7.1オンスまでお好きな厚さでの別注も承りますのでお気軽にお問い合わせください。色んな厚さを着こなしてTシャツライフを楽しみましょう!!


次回は糸のお話をしたいと思います!(あくまでも予定です)

これからも吉祥寺プリント工房をよろしくお願いします!コロナに負けるな!